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土壌診断

2010.03.07 (Sun)

さて、昨日はよい土壌とはどういうものかということについて書きましたが、今日は実際に行われている土壌診断について書こうと思います。

昨日の記事にも書いたように、作物を育てる上で土壌はとても大事です。
しかし普通の人が見るだけでは土壌の事は詳しくはわかりません。

そこで現在は土壌診断のキットpH計、EC計などといった土壌を診断する道具なども販売されています。
また、農協や企業などで土壌診断をしてくれるところもあります。

しかし土壌診断と一口に言っても測定する項目はたくさんあります。
土性にpH、EC、CEC、窒素、リン酸、カリウム、マグネシウム、腐植、ケイ酸、etc...
窒素、リン、カリなどは肥料の袋などにも書かれており、よく目にしますが、CECなどと言った項目は聞いたことがない人もたくさんいるかと思います。

今回はこれらの項目の中から特に重要な物について説明していこうと思います。

というわけで、まずどの項目が重要なのかとですが、研究者や企業の人などに聞いてみたところ特に大事なのがpH、EC、CECとのこと。
今回はこの3点に絞って説明しようと思います。

①pH
pHとはご存知の方も多いと思いますが、酸性、アルカリ性を測るときの単位になります。
小学生の頃にリトマス試験紙を使って実験などをしたことがある人も多いでしょう。

正式には水素イオン濃度の事をいい、農業では土壌の酸度のことを表します。

1~14の数値で表わされ、1に近いほど酸性、14に近いほどアルカリ性、7が中性となります。

それぞれの野菜には適正な好適なpHが決まっており、それに近い値の方が作物を育てやすくなります。
基本的には5.5~7くらいの弱酸性が野菜の栽培には適しており、石灰などをまくことによってpH値を調整することになります。
※野菜の栽培の影響や酸性雨の影響などで、土壌は徐々に酸性に傾いていくため、石灰でアルカリ成分を補う必要があります

下の表が主な野菜の好適pHになります。
無題2
これを参考に土壌作りをすると良いでしょう。

②EC
ECとは、電気伝導度の事を言い、土壌中にある様々な物質のイオン濃度の総量をあらわします。
肥料の成分というのはイオン化された状態で植物に吸収されるので、土中に含まれている肥料の総量を測ることができます。
イオンの量が多い場合、電気の伝わりが抵抗されるため数値が高くなります。

なんだか難しいですね(笑)
簡単に言うと、EC値を見ることによって、土壌の肥料成分含有量がわかります。
化学などを習った人ならわかるかと思いましたが、電気は純水の中は伝わらないため、ECを測ることによって土壌に溶けている塩類(肥料成分)がどれくらいかというのがわかります。

これも野菜、土壌によって変化はありますが0.2~0.5くらいが目安の値となります。
2や3といった値になると急激に作物が出来なくなる場合もあるので注意が必要です。
無題
しかし、この値は水に溶けにくい緩効性成分などはわからず、また肥料以外に塩類含有量が高くても値が上がってしまうため、注意が必要です。
またECが高いと団粒構造が壊され、保水、通気性なども悪くなり、肥料障害も起こしやすくなるためしっかりとしたEC管理が必要になってきます。



③CEC
最後にCECですが、これは塩基置換容量の事を言います。
土壌診断をするうえで、保肥性を調べる際の目安となります。


土の表面はマイナスイオンで覆われており、プラスイオンの成分である、カルシウム、マグネシウム、カリ、ナトリウム、アンモニアなどの陽イオンをどれだけ吸着出来るかというのを値にしたのがCECであり、肥効養分を蓄えておける量や緩動力を示す数値となります。
CECが大きい場合には、肥沃度が高く、作物の生育もよくなり、CECが小さい場合には、肥効養分をあまり蓄えることが出来なくなるため、肥料管理が大変になります。

これもなんだか難しい話ですね。
要点を掻い摘んで説明すると、どれだけ土壌に肥料が吸着できるかということで、このCECが高ければ与えた肥料がしっかりと吸着されていきます。
しかしCECが低いと肥料が吸着されず、流亡してしまうケースが多くなるということです。


このためCECが低い土壌では、少量の肥料を小まめ与えてやらなければ効果は出ず流亡してしまいやすくなります。


以上の3点を調査することが良い土壌を作る最初のステップになります。
もちろん窒素、リン酸、カリも大切ですが、この3点がしっかりしていないとこれらの肥料分も用を無しません。
本気で野菜を作りたいと思っているかた、今畑がどうなっているかわからないかた、一度土壌の診断をしてみると良いかもしれません。



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