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病害虫・雑草管理の手引き

2009.12.11 (Fri)

今回の農業本レビューは少し変わったものを紹介します。本屋さんでは絶対に手に入らないであろう本なのですが、実はこんな本があるんです。アマゾンで検索しても出てこないので確実でしょう(笑)
それが「病害虫・雑草管理の手引き」という本です。

P1000144.jpg

かなり年季の入ったこの本は埼玉県農林部の発行でして、おそらく試験場の研究に協力して下さった農家さんに対して提供している本なのではないかと思います。
私たちがこの本を手に入れたのは、よくしてくださっている農家さんがもう「使わないし古いからあげるよ」といってくださったものです。

どんな内容かといいますと、タイトルの通りの内容なのですが、かなり専門的内容になっています。
全体の流れは、
Ⅰ病害虫管理の仕組み
 各作物の病気とそれに効き目のある薬剤名がマトリックスで一覧になっています。
 さらにその薬剤の使用時期や使用限度回数まで載っています。
 さらにさらに、薬剤は霧状にして撒くタイプのもの以外にも種に粉をかけたり、塗ったりするものがあります。その使用の手引きまでが事細かに説明されています。
 この章だけで380ページに上ります!

Ⅱ雑草管理の手引き
 こちらも各作物の雑草とそれに効き目のある除草剤がマトリックスになっています。
 もちろん使うべき時期や、作物の時期に合わせた除草剤もリストになっています。

Ⅲ植物成長調整剤使用の手引き
 こちらの成長調整剤とは、主に作物の成長を促進する薬剤のことです。
 作物と効能のある成長剤が表になって一覧になっています。
 
Ⅳ付表
 こちらには農薬取締法や、使用規制農薬一覧、農薬登録に関することなどが記載されています。

というような内容なのですが、全488ページ中の380ページが害虫対策の内容になります!それだけ農薬の扱いは難しいということですね。かなり専門的な内容でもてあましている状態です。

このいただいた本は平成17年版のものなのですが、おそらくこれは今現在の農薬の基準とはすでに違うため、この本の内容を完全に把握したとしても、現在の農薬検査では問題が出てしまう可能性があります。
それくらい農薬規制に関してはどんどん新しい決まりが出来ているそうです。

以前資材販売の企業の方からお聞きしたのですが、昔は農薬の種類は数種類しかなく、農家さんも農薬に関しては困らなかったそうです。
しかし現在はあまりにも多くの種類の農薬が出てきてしまい、さらに農薬規制もあいまって、農家さんでもいったいどの農薬を使ったらよいのかわからないような状態になってしまっているそうです。

病害虫はある1種類の農薬を撒き続けていても、そのうち耐性をつけその薬は全く利かなくなってしまうそうです。そのため、例えばモンシロチョウや青虫に対しての薬も何種類かの薬でローテーションを組んで撒かないと意味がないのが現状だそうです。

なので、現在は農業資材を販売している企業さんがメーカーにお願いして使用農薬の提案書を作ってもらい、それをもとに農家さんに薬を紹介しているそうです。さらに最近は有機栽培ブームで農家さんも農薬をなるべく使わない栽培方法を取り入れており、農薬業界はかなり厳しい状況ではないでしょうか。



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10:49  |  農業本レビュー  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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