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食料自給率

2009.11.17 (Tue)

現在、様々な農業問題が言われてきているが、その中のひとつが「食料自給率低下」の問題です。

食料自給率とは、1国内で消費される食料のうち、どの程度が国内産でまかなわれているかを表す指標
のことをいい、現在日本では、食料自給率が40%を切ってしまうなどと言われ問題視されています。

確かに40%という数値はかなり低い数値であり、オーストラリア、アメリカ、カナダ、フランスなどは100%をゆうに超えているし、その他先進国でも50%を超えている国は多くあります。

日本も4,50年前までは70%近くと高い数値ではあったのですが、なぜここまで低下してしまったのだろうか?
今回はその原因について3つに絞って考えてみます。

①小麦・トウモロコシ・大豆の自給率の低さ

小麦・トウモロコシ・大豆は単位面積あたりの収穫量はさほど多くはありません。
国土の狭い日本にとっては、単位面積あたりの収穫量が多い稲作の方が向いていたため、米の栽培が多くなってしまったのです。

また、小麦・トウモロコシ・大豆には連作障害の問題もあります。
このような問題よりほとんどの農家が米を作ることを始めてしまったため、小麦・トウモロコシ・大豆の生産量は増えず、自給率の低下につながったと考えられます。

②食生活の変化
近年食事の洋食化外食が増加してきました。
人々の食生活も米などを中心とした食生活から、油脂や畜産などが多い食生活へと変化しています。
しかし、この分野での国産品の供給が増えないことが日本の食料自給率低下の原因となっています。
肉類や卵など畜産業そのものの国内自給は多少増えてはいるが、畜産物や油脂を生産するための大量の穀物や原料を輸入に頼っているため、食料自給率の増加の足を引っ張っているのが現状です。

日本ほど食生活の変化した国は無いといわれていますが、日本の農業はこの食生活の変化に対応することが出来てないとも言えるでしょう。
これは生産者の問題だけじゃなく、消費者にも関わってくることです。
現に農林水産省の試算では、1人あたりが1食につき1口多くご飯を食べれば食料自給率は1%上がると言われています。
このように消費者の食生活ひとつで食料自給率の増加を見込むことも出来るのです。

③食料の廃棄
日本の自給率は主にカロリーベースで行われています。
その分母に置かれるのが、国民1人あたりに供給される1日あたりの熱量となっています。

現在1人あたりに供給される熱量は1日2473キロカロリーと言われています。
しかし実際に日本人が1日に摂取している熱量は約1900キロカロリーと言われています。
この差、約550キロカロリーは何なのでしょうか?
なんとこの大部分が廃棄されているというのです。
つまり、今の日本は供給過多であって、供給と摂取のバランスが取れていないと言えます。


この廃棄している550キロカロリーが無くなれば、日本の食料自給率は53%まで上昇します。
今後日本は、食糧供給力だけでなく、廃棄量を減らすことも考えなければなりません。
ではなぜ廃棄量がここまで多いのだろうか?
廃棄されたものとしては価格調整のため廃棄された物少し痛んだだけの規格外商品などが多いのではないかと考えられます。

豊作になったら、作物の価値が下がり、価格を調整するために廃棄されてしまう。
味に問題は無いのにも関わらず形が悪いので廃棄されてしまう。

食料自給率が低い、食料が足りないという前に、このような現状をどうにかしなければならないのではないでしょうか?

最近は訳あり食材などとして消費されるようにもなってきましたがまだ微量です。
不況を抜け出してしまえば、また廃棄一択にもなりかねません。

また、廃棄された作物から飼料を作ることも出来ますし、紙を作る研究なども行われているようです。
このように廃棄量を減らす方法というのはたくさん考えることが出来ます。


このように、食糧自給率については様々な問題があります。
しかしその一方で、日本の食料自給率についてそこまで悲観的に考えなくてもいいのではないかという声もあります。

日本では自給率を計算するのに金額ベースカロリーベースの2種類で計算を行っています。
カロリーベースの自給率を算出して、政策に用いている国は世界でも日本だけです。
日本の食料自給率はかなり低いと思われているが、実際には金額ベースでの食料自給率は65%と決して低い値ではありません。
また主食用穀物自給率も61%と比較的高水準な値が算出されています。


これに関しては、農産物の市場開放が原因となっていた頃に、日本の自給率の低さを際立たせるために、低く算出されるカロリーベースをあえて用いたのではないかという考えもあり、実際に日本の食料自給率はそこまで問題とはならないのではないかと考えもあります。

しかし食料の半数近くは輸入などに頼っているのは事実です。
今後世界農業がどうなるかは分かりませんが、世界を見ても農地が減っているところが多くあります。

広大な面積に多大な人口を誇る中国でも、耕作地は5~10%程度しかなく、水の汚染などによって耕作地の拡大は難しくなってきています。
一度ダメになった土地を耕作できるよう直すのは簡単なことではありません。
多くの労力に時間が必要となってきます。
このような国が輸入に頼りだしてしまったら、世界の食料生産にも影響することは目に見えています。
現に中国でも食料自給率は100%を切っています。

やはり食料自給率の問題に関しては、国民1人1人が考えなければいけない大きな問題なのではないでしょうか?



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